アンゾフのマトリクス

MBAなど、ビジネスの勉強をすると出てくるものの1つが
「アンゾフのマトリクス」
という図です。

イゴール・アンゾフというアメリカの経済学者が考えたものです。

何かをしててうまくゆかなくなり、閉塞感を覚えたときに、役に立つ図です。

 


使い方はこうです。

いま、われわれは何らかの食育ビジネスをしていますが、行き詰まり(売上などの伸び悩み)を感じているとしましょう。
でも、原因が分かりません。

ところが、このマトリクスを見てみると…。

「いつまでも同じ商品やサービスを、いつまでも同じ市場(顧客層)で販売してても、確かにもう伸びないな…」
という可能性があることが分かります。

つまりわれわれは、マトリックス左上部分の
「既存市場 & 既存商品」
のところにいて、どうやら足踏みをしているらしい。

ということが分かるのです。

「いつまでも同じ商品やサービスを、いつまでも同じ市場(顧客層)で
販売してても、確かにもう伸びないな…」

言われてみればとても簡単なことです。

しかし、そのことを自分でノーヒントで気づくことは、なかなかできないのでは
ないでしょうか。

そういう、自分ではなかなか得られない気づきを、このマトリックスは簡単に与えてくれるのです。

 ▽ ▽ ▽

さて、われわれはマトリックスの左上にいて、 足踏みをしていることが分かりました。

では、どうしましょうか。

この場合、次の手(解決策)は以下の3つです。

  1. 既存市場にむけて、新商品を販売する(→)
  2. 既存商品を、新市場に販売する(↓)
  3. 新商品を、新市場に販売する(左上から右下へ 点線の矢印)

このうち(3)は突飛なので、あまりお勧めできません。

たとえば昨日まで北海道で工務店をしていた人が、とつぜん今日から沖縄(新市場)でネイルアーティストになろう(新商品)としても、たぶん難しいでしょう。

どうしてもそうしたいなら、しばらく北海道で工務店をしながらネイルアートの勉強をし、時期をみて沖縄に引越す
といったような現実的なステップが必要ですね。

話を戻します。

(3)は突飛なので、あまりお勧めできません。
現実的な対応策は(1)または(2)ということになります。

言い換えれば、

  • 商品やサービスを新しくするか
  • 新しい顧客層を開拓するか

のどちらか片方です。

食育ビジネスをしていて行き詰まりを覚えたときは、このマトリクスをみながら

  • 現在の顧客層に対し、なにか新商品や新サービス提供できないか
  • 現在の商品やサービスを、新しい顧客層に提供できないか


を考えてみるわけです。

(1)の例
大人の女性向けの食育セミナーを続けていたら、固定ファンができた。
しかしファンの数はそろそろ伸び悩みだ。
次はこの固定ファンに喜んで買ってもらえるような、食育的調味料を開発してみよう。

(2)の例
大人の女性向けの食育セミナーを続けていたら、固定ファンができた。
しかしファンの数はそろそろ伸び悩みだ。
次は、同じセミナーを少しアレンジして、男性向けセミナーをやってみよう。

 

といったふうに考えます。