食育マーケティング講座(7)

前回、

ターゲットはたった1人に

絞りましょう
と書きました。


でも、たった1人に絞ったら、
その人しか

お客さんにならないのでは
ないでしょうか?

そうではありません。

お客さんはたくさんいます。

その理由を説明します。


 ▽ ▽ ▽

たとえば、あなたがターゲットを

「32歳女性、独身、

 キャリアウーマン、
 都心に本社のある食品会社の

 企画部門に勤務、
 神奈川県出身、1人暮らし、
 買物は青山ですることが多い、
 妹がいる、

 恋人とは昨年別れた、
 ペットは飼っていない、
 好きな食べ物はタイ料理、

 趣味は写真撮影、
 飛行機が嫌いなので

 海外旅行などはしない…
(条件はまだまだ続く)」

といったふうに絞ったとしましょう。

で、あなたは

この人が喜ぶような商品や
サービスを考え出して

いくわけです。

さて、この条件をすべて満たす人は
日本にどのくらいいるでしょうか。

完全に当てはまる人は

いないかもしれません。

いたとしても、

数人しかいないと思われます。

期待値としては、平均で1人

という感じでしょうか。

つまり、ターゲットがたった1人に
絞られていると言ってもよいですね。

ところが、この条件に

完全に一致していなくても、

「だいたい一致しているが、

少し違っている人」

はじつは大勢いると思われます。

たとえば

「32歳でなく33歳。
 食品会社ではなく

 旅行会社の企画部門に勤務。
 東京都出身。

 あとの条件は同じ」

という人もいるでしょうし、

「32歳で独身だけど恋人がいる。
 買物は青山でなく銀座でする。
 好きな食べ物は

 タイ料理ではなくベトナム料理。
 あとの条件は同じ」

という人もいるでしょう。

つまり、ターゲットに

どこか似ている人は数多くいます。

 

たった1人のターゲットのために
生み出された商品やサービス

ではありますが、
これらの「似ている」人々の多くが
じつは顧客になります。

もうすこし範囲を広げ、

「ターゲットの条件に

半分くらい一致する人」

となると、それこそ何千人、何万人、
あるいは何十万人と

いるかもしれません。

これらの人々の半分くらいは、

「たった1人のターゲットのために
生み出された商品やサービス」

 

を、買ってくれるでしょう。

商品やサービスじたいは
「たった1人のターゲット」
を想定して生み出されるわけですが、

結果として生み出された
商品を買うお客さんは、
じつはたくさん存在しているのです。

 ▽ ▽ ▽

こんなイメージで
ターゲットを考えると
分かりやすいかもしれません。





あなたのお客さん(大勢いる)は
円のなかにいます。

このうち、

ど真ん中に存在している人が、
あなたにとっての


「たった1人のターゲット」


になります。

円のなかの人々は、
たった1人のターゲットと
完全には一致しませんが、
だいたい似ています。

中心にいるほど

似ている割合が高く、
外側にいるほど

共通点が少なくなります。

似ている人ほど、
あなたの商品やサービスに対して
親和性が強くなります。