食育マーケティング講座(9)

価格(お値段)を設定するとき、
多くの人は
「コストプラス方式」
または
「市場価格方式」
を使っているようです。

しかし、

食育ビジネスをしている方々には、
どちらの方式もお勧めしません。


なぜなら「コストプラス方式」は
お客さんのことを

無視したやりかたですし、

「市場価格方式」は
どこにでもあるありふれた商品(※)

に適した価格設定方法だからです。

(※)どこにでもある
ありふれた商品のことを、
マーケティングの世界では
「コモディティ」
と呼びます。


お勧めするのは

「価値にもとづく価格の決めかた」

です。

コストも相場(市場価格)も

関係ありません。

お客さんから見た、

商品の価値を尊重して、
価格設定をするのです。

具体的には、
お客さんが商品と値段を

見たときに

「いいな。ほしいな。
 でもちょっと高いな。
 どうしよう…」

としばらく悩み、最後に

「迷ってもしょうがない。

 買っちゃえ」

と買ってしまう値段のことです。

これが、
「価値にもとづく価格」
になります。

「しばらく悩み」の

「しばらく」とは
どのくらいの期間かというと、
数時間~半日といった

ところでしょうか。

価値と値段がつりあっているとき、
人はこのような反応をします。

クツやカバン、スーツなど、
ちょっといいものを買おうと
デパートなどに行ったとき、

「ほしいものに限って、

少し予算より高い」

そのために迷ったり悩んだりした
経験のある人は
少なくないでしょう。

これこそが、
価値と値段がつりあっているときの
人間の反応です。

なので、

この「しばらく悩む価格」は、
「価値にもとづく価格の決めかた」

つまり、適正価格
だと言えるわけです。