辛くても、絞る。

コンサルタントに相談したことがある。

 

という経験のある方だったらお分かりと思いますが、コンサルタントは何かあるとすぐに

「ターゲットを絞ってください」

と言います。

 

「ペルソナを設定してください」

という言い方もあります。

 

ペルソナというのは、

「顧客をたった1人に絞ったときの、人物像」

を指します。

ターゲットを絞る。
ペルソナを作る。
どちらも意味は同じです。

 

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なんでターゲットを絞らないと いけないかというと、そうしないと商品開発が できないからです。

たとえば、

  • 10歳の女の子むけの チョコレート
  • 40歳の男性むけの チョコレート

両者は全然違いますね。
前者は、甘いチョコレートに なるでしょうし、 後者は、苦くて黒いチョコレートになると思います。

中身のチョコレートだけでなく、パッケージのデザインも違うはずです。
前者は、アニメのキャラクターなどが描かれているでしょうし、後者にはキャラクターなどは描かれないでしょう。

つまり、誰に食べてもらうかを決めない限り、チョコレートは作れません。

 

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とはいえ。
ターゲットを決めてから商品開発をする、というルールが守られていればよいのですが、そうでない場合、ターゲットを決めないまま商品だけが先行して出来てしまった場合、そうなるとあとからターゲットを絞ることになり、四苦八苦することになります。

たとえば、とある食育講座を主宰している団体の事例ですが、団体を設立する前にカリキュラムとテキストがすでに存在していました。

そのため、商品ありきでターゲット設定をすることになりました。
いろいろ議論した結果
「20代 OL をターゲットにする」

ということでいったん話がまとまったのですが、その後

「出産後のママにも受けてほしい」

「ビジネスマンにも受けてほしい」

「シニア層にも受けてほしい」

と関係者が言い始め、収拾がつかなくなりました。

極端な話、人類全体に受けてほしいから、ターゲットを絞るのはやめよう、みたいなことになってしまった。
食育は、年齢や性別を問わず万人にとって重要なことなのでこのように議論が発散しやすいのです。

 

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マーケティングが生かされない結果になってしまったわけです。
ターゲットを絞るのはなかなか辛いものです。
捨てきれない。

しかし、そこをあえて絞ることが、次のステップへ向かう必要条件です。