分子料理学対応ビジネス

食育の世界でもそうですが、料理の世界でも

「心をこめて作ったものは美味しい」

「手間をかけたものほど美味しい」

という情緒的な考え方が幅を利かせていました。

このことの是非はともかく、これがいわゆる「理系」の人を遠ざける要因になっていたことは間違いないでしょう。


そういう、これまで料理の世界に関心の薄かった層の
「理系心」「科学心」を、
分子料理学がくすぐっている…。

だとすれば、
そこに新しい市場が生まれますね。

この領域にいる人たちが、料理に関心を持ちはじめるということです。


仮にこのような人々を

「ジュニア・フードサイエンティスト」

と呼ぶことにしましょう。

調べてみたところ、ジュニア・フードサイエンティストをターゲットにしている企業がすでに誕生していました。

世の中、動きが早いです。


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たとえば

Modernist Pantry 社
は、自宅キッチンを「ラボ」として使える人を対象に、そのラボで斬新な「料理実験」を楽しめるような、材料やグッズを販売しています。

販売しているのは、

  • 薄いシート状のオーガニックのゼラチン
  • 香料
  • (タピオカのように)食材を粒状にするために使うシリンダー
  • PHを測定する装置

などです。


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またたとえば、

Molecule-R 社
こちらは初心者向けの「料理実験キット」専門店です。

デザインにも気を配り、実験メニュー(レシピ)も数多く用意し、料理実験を楽しめるように工夫しています。


こういうサービスが、これから増えてくるのでしょう。


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