合コンから学ぶベジタリアンの世界

 

アメリカの「ベジタリアン社会」について。

 

日本にももちろんベジタリアンな方々はいますが、アメリカにも大勢います。

 

統計によれば、アメリカにいるベジタリアンの数は1千万人を超えています。

 

1千万人もいれば、

「ベジタリアン同士の婚活サイト」

もたくさん作られていますし、

「ベジタリアン同士の合コン」

もよく行われます。

 

 

何年も前ですが、1度だけですが、アメリカのベジタリアンの合コンに「潜入」したことがあります。

 

そのときに、こんなことが分かりました。

 

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ベジタリアンには厳しい上下関係があります。

 

ストイックなベジタリアンであればあるほど、格が上です。

 

「ニコニコしてスシを食べる(=魚を食べる)」人は、この世界では下っぱ扱いをされます。

 

まるで、病気が重ければ重いほど格が高いという、入院患者のヒエラルキー(上下関係)によく似ています。

 

そんなヒエラルキーを反映して、ベジタリアン合コンの席ではこんな会話が交わされます。

 

男A 「オレ、ビーガンなんだよね」

女A 「素敵。隣に座っていい?」

男B 「僕はペスコなんですけど」

男A 「(顔をそむけて)誰だよ、ペスコなんか呼んだやつは」

女A 「ペスコだなんて、お気の毒」

 

ビーガンとかペスコとかいうのは、ベジタリアンの階級をあらわす言葉です。

 

ビーガンは位が高く、ペスコは下っぱです。

 

つまり下層階級のペスコは、ベジタリアンの合コンではモテません。

 

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ベジタリアンのあいだに存在している階級社会。

 

どんなランキングになって いるのかというと、こんな感じです。

 

(天上界)

1位: ブレサリアン(何も食べない・飲まない)

2位: リキッダリアン(水だけ飲む)

 

(地上界)

3位: フルータリアン (果実のみ食べる)

4位: ビーガン(完全菜食)

5位: ラクト・ベジタリアン(乳製品は口にする)

6位: オボ・ベジタリアン(タマゴは口にする)

7位: ラクト・オボ・ベジタリアン(乳製品とタマゴは口にする)

8位: ペスコ・ベジタリアン(魚は食べる)

9位: ポロ・ベジタリアン(肉を拒否すると場の雰囲気が悪くなるようなときには、肉も甘んじて食べる)

 

5位と6位はいつも争っていて、ランキングがころころ入れかわるそうです。

 

3位のフルータリアンが4位のビーガンより上であるのは、

 

「果物は種を広くまき散らす目的で自らを甘くし、動物に食べてもらおうとしている。だから果物を食べてあげるのは 果物にとっても良いことだ」


「野菜は食べてほしいと思っているわけではないのに、人間が(実を結ぶ前に)勝手に食べてしまう。だから野菜を食べるのは 野菜に申し訳ない」

 

したがって、

「果物を食べるほうが、野菜を食べるより罪が軽い」

とされているからです。

 

興味深いのは1位のブレサリアン。

 

何も食べない・飲まないということは、理論的には生きていけないはずです。

 

にも関わらず、そういう人(ブレサリアン)が本当に存在するというウワサ(伝説)が世界各地にあります。

 

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以上、合コンにみるベジタリアンの階級社会レポートでした。

 

余談ですが、上記の階級とはべつにフレクシタリアン(Flexitarian)という言葉もあります。

 

肉もふつうに食べるのでベジタリアンとは言えないが、野菜はしっかり食べる人、という意味です。

 

「野菜、ときどき肉」という感じでしょうか。

 

「フレクシタリアン(Flexitarian)・ダイエット」

というダイエット法もあるようです。