食べものに点数をつけるビジネス PART-4

アメリカには、「食べものに点数をつけるビジネス」が存在しています。

点数をつけると、高得点の食品の売上が伸びます。

低得点の食品の売上は落ちます。

このプラス・マイナスを比較するとプラスのほうが多いので、食べものに点数をつける「商法」が採用されるわけです。

 

 

今回は、少し古い(?)方式になりますが、ANDI と呼ばれるものを紹介します。

 

ANDI は、健康維持に欠かせない微量栄養素(ミネラルやファイトケミカルなど)の量を、カロリーで割り算した数値 、つまり

微量栄養素÷カロリー

のことを言います。

 

1000点満点です。

この数値が高い食品は、「カロリーが低いわりに、微量栄養素が豊富」ということになるので、健康なダイエットに向いている、とされています。

 

反対に、栄養的にはスカスカなのに、カロリーだけあるもの(一部の清涼飲料水など)のことを、empty calory (空のカロリー)などと呼ぶことがありますが、こうしたものの ANDI 値はゼロに近くなります。

 

何年か前、ホールフーズ・マーケットの売場で、この ANDI が採用されました。

そのときは、野菜の売上が大幅アップしたそうです。

なぜなら、野菜(とくに緑黄色野菜)の ANDI 値が、とくに高かったからです。

 

ところが、ANDI には弱点がありました。

 

健康に寄与する度合いの高い食材がすべて高得点とは限らなかったのです。

たとえば、豆類、ナッツ類の点数は低かったですし、オリーブオイルの点数も ANDI の計算式だと低くカウントされてしまいます。

言い換えると、

ANDI の点数が高い=ヘルシー

というのは間違いなさそうですが、

ANDI の点数が低い=不健康

とは言えないわけです。

 

そのため、ホールフーズの買物客は混乱し、ANDI の評判は落ちました。

今では ANDI の点数は野菜売場にのみ表示されており、他の食品売場では見ることがないようです。

 

 ▽ ▽ ▽

 

残念な結果に終わった ANDI ですが、

ANDI の点数が高い=ヘルシー

ということには間違いがなさそう なので、何が高得点だったかお知らせしておきましょう。

カブの葉… 1000点(満点)

ケール… 1000点(満点)

スイスチャード… 1000点(満点)

クレソン… 1000点(満点)

チンゲンサイ… 865点

ハクサイ… 714点

ホウレンソウ… 707点

ルッコラ… 604点

レタス… 585点

バジル… 518点

チコリ… 516点