オフィスでの食育プログラムの作り方(3)

 

オフィスでの食育プログラムが2年目以降も継続するためには、

「何かが改善した」

という証拠を、数字で示すことが重要です。

 

でも、

「健康診断の数値が改善した」

という証拠の出し方は良い方法ではありません。

 

第1に、それでは医学の領域に入ってしまいます。


第2に、そもそも食育の目的は健康診断の数値の改善ではなく、「食生活」「食習慣」の改善にあるからです。


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そこで、「何かが改善した」という証拠の指標としてよく使われるのは、

  • 朝食を食べる人の割合が増えた
  • 食事のカロリーや塩分を気にする人が増えた
  • 夜食を食べる人が減った

などです。


残念ながらこれらの「増えた」「減った」は、測定するものではないため、個々人にアンケートをしないと情報が得られません。


しかもアンケートは正直に答えてくれたかどうかを確認しにくいため、証拠として強いとは言えません。


そこで、もっと客観的な指標として

「不意の欠勤が減ったかどうか」

を食育プログラム継続の判断材料に使う場合があります。


「不意の欠勤」とは、あらかじめ予定されている休暇ではなく、体調不良により突然社員が出社しないことを指します。


不意の欠勤は、たいがい、同僚に迷惑がかかりますね。


会社からすると、不意の欠勤は損失につながりやすい。


むろん、実際の「不意の欠勤」にはざまざまな理由がありますが、そのうちのかなりの割合が

「普段の食生活に問題があるため、体調不良になりやすい」

ところから来ていると思われます。


したがい、食育プログラムによって「不意の欠勤」が減れば、会社にとっても意味があった、ということになるわけです。


ワークサイト・ヘルス・プロモーションの業界ではこの不意の欠勤のことを

absenteeism (アブセンティーイズム)

と呼んでいます。