ギャラなしの仕事は受ける? 受けない?

 

「この企画、軌道に乗ったらちゃんと払いますから、それまで報酬なしで協力してくれませんか」

「ギャラは出せないんだけど、ウチのウェブサイトにきみのブログを紹介するからさ、これで手を打ってくれない?」

「予算がないのでタダ働きになるんですけど、かわりに、経営者の方々と名刺交換できるから、あとは自由に仕事につなげてくれればいいですよ。それをプライスレスな報酬だと考えてもらえませんか」

 

こんな言い訳で、ギャラなしで仕事を頼まれること、ありませんか?

 

なんとなくイベント企画がスタートし、自分もその企画のメンバーになって動き始めたのに、主催者側がいっこうにギャラの話をせず、イベントが終わってしまった。

あとでギャラの話をしたら、

「え? 無償で協力してくれてると思ってたよ」

と主催者側に驚かれてしまった。

その後、1500円くらいのランチを御馳走になり、ギャラの話はうやむや。

イベントは面白かったから、いいけどさ…。

 

こういう経験も、あると思います。

 

 

 ▽ ▽ ▽

 

「仕事の話はたくさん来るのに、ギャラなしのものが多い」

そう感じている人へ。

じつは、アナタのような方に持ち込まれる仕事の大半は、こうした「ノーギャラ」案件です。

 

いっぽう、「ノーギャラ」案件が1つも来ない人もいます。

なぜかというと、

「あの人はどうせ高そうだから、ノーギャラじゃ絶対仕事をしないよな」

と、相手が勝手に思ってくれているからです。

つまり、実際の仕事の出来栄えはともかく、その人は高そうに見えたのです。

 

そのかわり、その人はそれほどたくさんの案件は抱えていません。

仕事の出来栄えだって、アナタのほうがその人よりずっと優れているかもしれません。

 

アナタのところにはその人よりずっと多くの仕事の話(=案件)が持ち込まれてきます。

つまりあなたはその人よりずっと人気者です。

したがって人脈だってアナタのほうが広いでしょう。

 

ところが、そんなアナタに来る案件の多くがノーギャラ。

つまり、言葉を選ばずに言うと、悔しいことにアナタは安く見られています。

だから、アナタはその人よりずっと人気者で引っ張りだこで忙しいのに、ギャラが少ないわけです。

 

でもノーギャラの仕事を断ると、次につながらないかもしれないから、断るのが怖い…。

 

思い当たるかた。

人気者で忙しい状況をもっと楽しみたい、という場合は、引き続き今のまま活動することをお勧めします。

しかし、

「人気者じゃなくていいからギャラを上げたい」

という場合は、この悪循環からさっさと脱却しましょう。

これまで築いた人脈と知名度を、実際のギャラにつなげるのです。

 

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まず、アナタのところには仕事の話(=案件)がたくさん来ます。

これはアナタのことを相手が評価している証拠ですから、これを断るのはたしかにもったいない。

できるだけ、仕事は断らないようにしましょう。

 

ではどうするか。

 

今後は、仕事の話が来たときに、

「この仕事はギャラが出ますか?」

という質問をまっさきに相手に投げるようにします。

 

この質問はしにくいかもしれませんが、勇気を出して質問しましょう。

できるだけ早いうちに質問するのがポイントです。

 

ギャラについての質問をしたときに

「すみません、今回はギャラが出ません」

という返事がクライアントから返ってきた場合。

 

または、

「イベントでセミナーの講師をしてもらいたい。ギャラは2時間で3000円です。交通費は出ません」

といった

「ほぼギャラなし」の返事が返ってきた場合。

 

そんなときはどうするか。

 

そんなときでも、仕事は断らないようにします。

はい分りましたといって受けましょう。

 

ただし、アナタが自分でその仕事をやってはいけません。

ギャラなしの仕事は、

「ギャラなしの仕事でも勉強の機会になるからやってみたい」

と思っている人に、アナタから振るのです。

 

つまり、仕事じたいはアナタが受ける。

実際の現場には、アナタが選んだ人が出向く。

 

こうすることで、その人はアナタがチャンスを与えてくれたことを感謝するでしょう。

クライアントは、仕事の依頼先をあらためて探さなくても済みます。

 

クライアントは、アナタのことをこう思います。

  • この人はギャラなしでは仕事をしない人だ(こう思ってもらうことが大切です)
  • でも、ギャラなしの仕事をどうしても頼みたい場合は、この人に相談すれば誰かを紹介してくれる
  • この人には世話になるから、ギャラの出る仕事があるときはこの人にやってもらおう

こういうふうに考えてくれるわけです。

つまり、アナタの値段が上がります。

これを繰り返すことで、アナタにはだんだんと「ギャラつき」の仕事が来るようになります。