ゼロサム

 

「ゼロサム(Zero Sum)」とは、

「合計すればゼロ」

になる状態のことを指します。

  • 2人の場合、1人が勝てばもう1人は負け。片方が得をすれば、もう片方が同じだけ損をしている。
  • 3人以上の場合、勝った人の「得」の合計と、負けた人の「損」の合計が同じ。

そういう状態です。

 

言い換えれば、全体としては特に何も生み出されておらず、特に何も失われていないことになります。

(物理学で「閉じた系」ともいいます)

 

ゼロサムの反対語には

「WIN-WIN(ウィン・ウィン= 両方とも勝ち)」

などがあります。

 

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「WIN-WIN」

は、いっとき呪文のようにビジネスの現場で使われました。

「貴社と弊社が WIN-WIN の関係になる企画です!」

「WIN-WIN じゃないと、取引は長続きしないよね」

といったセリフがこれでもかというほど発せられました。

 

そのせいか、昨今はやや陳腐化したように感じます。

「死語になった」というほどではありませんが、今では不用意に「WIN-WIN」を口にするとかえってバカにされるというか

「この人、大丈夫か」

と心配される場合もあるようですので、気をつけましょう。

 

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「ゼロサム」という言葉は、知識としてはかなり普及していると思います。

「ゼロサム」と聞いて意味の分からない人は、あまりいないのではないでしょうか。

また、ゼロサムは知識として普及しているわりには、陳腐化した感じがしません。

まだまだ使えるという気がします。

 

「WIN-WIN」はある意味、流行語だったのでしょう。

だから流行が終わると使うのが恥ずかしくなった。

 

しかし「ゼロサム」は流行語にならなかったので、今でも臆面なく口にすることができます。

これからは、「ゼロサム」をどんどん使って仕事に役立てましょう。

 

<使用例>

「そんなゼロサム的な仕事は、しないほうがいいんじゃない?」

「世の中なんて、しょせんゼロサムですからね」

「世界の食糧争奪戦は、ゼロサムだと思いますか?」