いつまでたっても教室が作れないワケ

 

A子さんは一昨年、憧れのティー・インストラクターの資格をとりました。

この資格を活かし、紅茶教室を開くのが夢です。

 

「でも、ふつうの紅茶教室なんてどこにでもあるし…。もっと特徴を出さないと、人気がでないよね…」

 

そう考えたA子さん、昨年はアロマセラピーの勉強をしました。

紅茶の知識とアロマセラピーの知識を組み合わせ、「紅茶セラピー」のような教室を開こうと考えたのです。

 

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しかし、アロマセラピーの勉強を終えた今も、A子さんは紅茶教室をスタートできないでいます。

紅茶とアロマセラピーを勉強しただけでは、人気教室にならないような気がしてきたのです。

 

そこで今年は、米粉を使ったお菓子の勉強をすることにしました。

紅茶はイギリスの文化。

米粉は日本の文化。

この両者を組合わせた紅茶教室に、アロマセラピーを加えることで、

「美味しく楽しく癒される紅茶教室」

を作り上げようと考えたのです。

 

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1年が経ちました。

 

A子さんの紅茶教室は、まだ開かれていません。

米粉の勉強をしているうちに、日本文化に強い興味を持つようになったA子さんは、今度は日本茶の勉強に取り組んでいます。

 

「洋の紅茶と和の日本茶を場面に応じて飲み分けることで、ライフスタイルをもっと素敵なものにする」

そんな要素を、紅茶教室に加えようと思ったからです。

 

A子さんの紅茶教室は、いつ実現するのでしょうか…?

 

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A子さんが教室を開くことができないまま、さまざまな分野の勉強に没頭したのは、もともとは

「人気のある教室にしたい」

そんな思いからでした。

 

しかしいくら勉強しても、人気のある教室にする自信がつきませんでした。

なぜでしょうか?

 

答は簡単です。

A子さんがさまざまな分野の勉強に没頭したのは、

「魅力的な教室を作るための努力」

ではありましたが、

「人気のある教室にするための努力」

ではなかったからです。

 

「魅力的な教室を作るための努力」

「人気のある教室にするための努力」

両者はまったく異なる種類のものなのです。

 

教室やセミナーを開こうとしている方のなかには、この両者を混同している人がいます。

 

紅茶 → アロマセラピー

→ 米粉のお菓子 → 日本茶

 

どんどん勉強することで、A子さんの食やライフスタイルに関する知識はどんどん深まっていきました。

しかし、

「生徒を集めるための知恵」

はひとつも増えていません。

これから教室を開こうとしても

「どうやって生徒募集をしたらいいのか」

という問題は、分からないまま残っています。

 

1年前から、何の進歩もないままなのです。

 

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A子さんのような失敗を繰り返さないように、あなたの努力の一部を、

「どうやって生徒募集をしたらいいのかを考える」

という点に振り向けてみましょう。

 

ビジネスの世界ではマーケティングと呼ばれるものです。

マーケティングというと、大学で学ぶなんだか難しそうなもの、のように感じ、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

たしかにマーケティング全体を本気で学ぼうとすれば、紅茶やアロマセラピーを学ぶのと同じくらいたいへんなことです。

 

でも、心配はいりません。

教室を開くのに必要なマーケティングの知識は、そんなに多くありません。

ほんの基礎的なところを学ぶだけで十分です。