クラウド・ファンディングの意外な活用法

 

仕事との出会いかたは大きく分けて2つあります。

 

1つは、自分で何か仕事を始めることです。

教室を開くとか、店を開くとか。

 

もう1つは、誰かから仕事を依頼されることです。

企業の商品開発を手伝うとか、イベントにゲストとして呼ばれて講演をするとか。

 

今回は、クラウド・ファンディングに関して両方につながるヒントを紹介します。

 

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「大勢の人に自分の企画を読んでもらい、共感してくれた人たちから広く薄く協賛金を集め、企画の実現をサポートする」

そんなウェブサイトがこれから成長してくると思われます。

この仕組み=クラウド・ファンディングを活用して仕事と出会う方法として、こういうのはいかがでしょうか。

 

<クラウド・ファンディングの活用法その1>

 

いわゆる「正攻法」ですがあなた自身が企画を発表し、こうしたサイトを利用して協賛金を集めることです。

そのお金で、企画を実行してください。

それがあなたの仕事になります。

 

この場合、必要な資金を公表するときに、あなた自身の報酬もコストに入れて金額を計算するようにしましょう。

でないと、企画は進むけどあなたはタダ働きということになってしまいます。

 

<クラウド・ファンディングの活用法その2>

 

こちらは、もう少し複雑です。

まず、あなた自身が誰かの企画に対して協賛金を払い、スポンサーの1人になります。

つまり、投資家になります。

投資家というと、何百万、何千万、何億とお金を出さなければならない印象がありますね。

でも、クラウド・ファンディングの仕組みを使えば、少額でも投資家になれます。

数万円、ひょっとしたら数千円で投資家になれます。

大勢の投資家の1人になるわけです。

 

次に、スポンサーであるあなたは、企画の主催者(あなたの投資先ですね)に会いに行きます。

投資家が、投資先に会いにいくのは普通のことです。

何の遠慮もいりません。

企画の主催者と面会したときに、あなたは、企画を実行するにあたって自分と仕事をするよう、投資先と交渉します。

 

たとえば企画の主催者がイベントを計画しているのであれば、あなたはそこで講演会をしたいと申し出るのです。

たとえば企画の主催者がウェブサイトの立ち上げを計画しているのであれば、あなたはそこで自分のコラムを連載したいと提案するのです。

投資先(企画の主催者)からすれば、どうせ誰かに仕事を発注しなければならないなら、自分に無関係な人や会社に仕事を依頼するよりも、明確に自分を応援してくれるスポンサーに仕事を発注するほうが、安心できますね。

つまり、あなたが仕事と出会う確率は上がるわけです。

 

このように、投資家と投資先がよい関係を持つことをビジネス用語で

IR(Investor Relations)

と言います。

 

また、投資先(企画の主催者)は、あなたを含め多くのスポンサーから協賛金を集めていますので、比較的大きなお金を動かすことができる立場になっています。

つまり、あなたに報酬を支払う能力があるというわけです。

つまり、企画が実現して利益が出れば、スポンサーであるあなたは何らかの「配当」を得ることができます。

 

以上を整理すると

  • 少額の協賛金を出し、スポンサーの1人となる
  • スポンサーの立場で交渉し、投資先から仕事をもらう
  • その結果、報酬をもらう
  • 投資先の企画が成功すれば、「配当」ももらえる

となります。

 

少ない投資で、多くのリターンを得る図式になるのが、お分かりでしょうか?

ちょっと投資しておいて仕事を得る。

これはある意味、逆転の発想ですね。

 

むろん、いったん仕事を獲得したからには、あなたは一生懸命その仕事をやりぬき、あなた自身の評価(ブランド)を上げていきましょう。