わたしだけ報酬がもらえない?

 

ある日、あなたは面白い食育企画のアイデアを思いつきました。

簡単な企画書を書いて知り合いの会社に見せたところ…。

「それ、いいね。面白いね。やろう」

ということになりました。

 

話はどんどん進み、あなたもその会社の会議に2回ほど呼ばれたりしました。

準備はちゃくちゃくと進行し、ホームページなどもでき、オープニング・セレモニーなども実施されることになりました。

あなたはその会社の課長さんと主任さんにちょっと贅沢なランチを2回おごってもらいました(会社の経費ですけどね)。

 

でもあるとき、あなたはハタと気づきます。

「そういえば、報酬をもらっていない…」

 

あなたはおずおずと、先方の課長さんに報酬の話をします。

すると課長さんは言いました。

「報酬と言われてもねえ。きみは、なんの仕事もしてないじゃないか」

「だって、課長さんはわたしに仕事を頼んでくれなかったから」

「それは悪かったね。でも、ウチの社員だけで役割分担は間に合ったし、きみになにを頼んでいいのか分からなかったし」

「最初にアイデアを出したのはわたしじゃないですか」

「うん。だからアイデア料の代わりに、何度か食事を御馳走させてもらったんだけどね」

 

 ▽ ▽ ▽

 

たいへんご愁傷様ですが、こうした話をときどき聞きます。

クライアント企業と一緒にわいわい活動したが、自分は何ももらえなかった。

楽しかったのはいいけれど…。

というわけです。

 

さて、次からはこんな事態にならないように気をつけましょう。

どこに気をつければよいかというと、

「企画書を作るときに、はじめから自分の役割もきちんと明示しておく」

これです。

途中からではなく、はじめから明示しましょう。

 

たとえばロハス的なイベントの企画であれば、

  • 自分が司会者になるとか
  • イベントの中に食育講演会などもコンテンツとして加えて自分が講演するとか

新しいスタイルのヘルシーなデリカテッセンなどをオープンする企画であれば、

  • メニューはすべて自分が考案するとか
  • 食材の仕入れと吟味を担当するとか

などなど、自分の役割を自分で考え、最初の企画書のなかに入れてしまいましょう。

 

また、先方の会社の会議に呼ばれたときは、

  • 司会や講演やメニュー考案や食材仕入などの「自分の役割」が当然のものであるかのように振舞いましょう。
  • 「次の会議はいつにしましょうか?」と自分から言い出すようにし、今後も会議にはかならず出ましょう。

 

つまり、あなたの役割を既成事実化してしまうのです。

そうすれば、

「いつのまにか部外者になっていた」

といったことを防ぐことができます。


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