新鮮さを追求したらこうなった。

 

U(欧州連合)は昨年(2014)を

「食べ物を粗末にしない年」

European Year Against Food Waste

と位置づけ、不ぞろいの野菜や果物をPRするポスターを作るなど、さまざまなキャンペーンを展開していました。

 

当時このキャンペーンを仕切った広告代理店が、2015年になって今度は写真のような商品というか、ラベルをプロデュースしました。

 ▽ ▽ ▽

 

8:30、8:35、8:36 と、ラベルに大きく書かれている数字。

8:34 らしいものもありますね。

これらは、製造年月日ならぬ、

「製造された時刻」

です。

つまりこれらのオレンジジュースは

「朝8時30分に絞られたもの」

「朝8時34分に絞られたもの」

「朝8時35分に絞られたもの」

「朝8時36分に絞られたもの」

ということらしい。

 

搾汁した時刻をラベルに印字しているオレンジジュースは、フランスのインターマルシェという大手スーパーマーケットの店頭で、販売されているようです。

くわしくは YouTube で見られます。

 

たしかに新鮮だ、ということがものすごくよく分かるラベルではあります。

何時何分までこだわる消費者はそんなにいないと思いますし、立案者の広告代理店だってそこは承知の上でしょう。

だからこのラベルは、製造時刻まで細かくこだわる人を対象としているのではなく、単に「新鮮だよ」ということを強調するためのものなのでしょう。

 

それにしても、よく見ると、ラベルの文字が英語になっています。

  • フランスなのになぜ英語なのか(法律上、大丈夫なのか)
  • そういえば、YouTube でのナレーションも英語になってるけど、フランス人のためにフランス語でやらなくていいのか
  • 右側に商標登録の(R)マークがついているけど、すべての時刻で商標登録をとったのか
  • そんな数字だけの商標登録がよく取れたものだ

など、気になることがいろいろあります。

 

 

 

微妙に謎に包まれた企画ですが、いろんなメディアに取り上げられ、話題にはなっているようです。

「日本人が欲しがりそうなラベルだ」

という意見もあるようで、ちょっと苦笑しますね。


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