経費的発想と投資的発想

 

とある食品会社の依頼で、料理教室の講師の仕事を引き受けたとしましょう。

講師料は交通費別で10万円です。

ただし、アシスタントを採用する必要がありました。

料理教室で使う食材も講師が自前で準備する約束になっていました。

つまり、講師の利益は、講師料の10万円からアシスタントの費用と食材費を引いた金額となります。

 

さて、ここで、

「講師料は10万円しかないのだから、アシスタント代と食材費をちゃんと抑えないとね」

という考え方を、経費的発想といいます。

 

 

アシスタント代と食材費を「経費」と見る考え方です。

「経費」であれば、できるだけ厳しく管理しようとするのは当然です。

 

いっぽう、

「アシスタントや食材の質によって料理教室の価値も変わる。だったらアシスタント報酬や食材選びはケチらず、料理教室の満足度を高くして評価を上げ、次の仕事につなげよう」

という考え方を、投資的発想といいます。

 

アシスタント代と食材費を「投資」と見る考え方です。

「投資」であれば、その投資が何を生み、どんな成果になって返ってくるかが重要になります。

 

経費的発想と投資的発想。

どちらが良い、悪いということはありません。

一見、投資的発想のほうがポジティブでカッコ良さそうに見えますが、投資しすぎて失敗する例は世の中にいくらでもあります。

大事なのは、自分がやっていることが「経費的発想」なのか、「投資的発想なのか」を、ときどき振り返ってみることですね。


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