講演や仕事の依頼が来る確率を高めるには?

 

「ハインリヒの法則」

というものがあります。

 

「1つの大事故の背後には29の小さな事故があり、さらにその背景には300のヒヤリハット(※)が存在する」

という法則です。

 

(※)ヒヤリハット:

重大な災害や事故には至らずに済んだぎりぎりセーフな出来事。

「ヒヤリとしたりハッとしたりする」から来ている言葉。

結果として事故に至らなかったために、反省もなく忘れてしまうことが多い。

このことから、ヒヤリハットが起きないように工夫すれば、小さな事故も起こらなくなり、結果的には大事故を防ぐことができるとされています。

つまり、モグラ叩きのように

「小さなヒヤリハットをコツコツ潰していく」

ことで、大事故が起きなくなるというわけです。

 

このハインリヒの法則を逆に考えてみましょう。

ハインリヒの法則を逆に言うと、こうなります。

 

  • 1つの「やった。成功した!」の背後には、数多くの「もうちょっとだったのに!」が存在する。

 

このことから、

「もうちょっとだったのに!」

のところを工夫すれば、つまり

「もうちょっとだったのに!」

を増やせば、

「やった。成功した!」

も比例して増えるわけです。

 

たとえば、あなたのところにどこかの企業から講演の依頼があったとしましょう。

その企業は、あなたのブログを読み、コンタクトしてきました。

これをハインリヒの法則に当てはめるとこうなります。

 

1社が自分にコンタクトしてきた。

その背後には、ブログを読んで連絡をしようかどうかを検討したが、もうちょっとのところで連絡してくれなかった企業が何社も存在する。

 

ということは、

「もうちょっとのところで連絡してくれなかった」

原因をつきとめ、そこを改善することができれば、あなたのところに仕事の依頼が来る確率はあがるはずです。

その原因はほんの些細なことかもしれません。

 

 ▽ ▽ ▽

 

「カオス」という、数学の分野があります。

  • x の値がほんの少し違うだけなのに、y の値がものすごく極端に違ってしまう。
  • 原因はほんの少し違うだけなのに、結果がおそろしく違う。

そんな関数のことをカオスといいます。

 

自然界にもカオスは存在します。

例えば湯を沸かすとき。

なかなか沸騰しないなと思いながら水面をながめていたら、突然ブクブクと沸騰してしまう。

沸騰前と沸騰後の温度の違いはほんのわずかです。

沸騰前の水に、ほんの少し熱が加わっただけで、穏やかだった水面が急に泡だらけになるわけです。

 

気象もカオスだと言われています。

ニューヨークで蝶が羽ばたいた結果、蝶の周囲の空気の流れがほんの少し変化し、その変化が変化を呼び、ある日、日本に台風がやってくる。

このたとえは、カオスを説明するときによく使われます。

 

人間社会にもカオスは存在します。

たとえば、朝ほんの数分だけ寝坊したために、いつもの電車に乗れず、乗り換え駅でいくつもの電車を逃し、おまけにやっと電車を乗り換えたと思ったら、3つ先の駅で事故があって電車は止まったまま立ち往生。

結局オフィスに着いたら30分遅刻だった。

こんな経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

 

お得意先に電話一本入れるのをうっかりしたために、大きなクレームになり、解決するのが困難になった。

そんな経験も、あるのではないかと思います。

 

原因はほんの少し違うだけなのに、結果がおそろしく違う。

それが、カオスです。

 

この「カオス」を逆に考えてみましょう。

「カオス」を逆に言うと、こうなります。

 

  • 結果が大きく違うのに、その原因はほんの少ししか違わない。

 

成功している人とそうでない人の違いは、案外、ほんのわずかなのかもしれません。

「ほんのわずかな差」「ほんの些細な違い」を見つけることができたら、講演や仕事の依頼が来る確率はいきなりジャンプするのではないかと思います。

 

この「ほんのわずかな差」を埋める方法は1つしかありません。

いろいろやってみることです。

試行錯誤をするということです。

これしかありません。

 

しかし、やみくもに試行錯誤を繰り返すことはおすすめしません。

よく考えて仮説を立て、試行錯誤が「当たる」確率を上げることが大切です。


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