じつは3種類ある「食の安全」

 

「食の安全」には3種類あると言われます。

 

1つめは、「食料確保の安全」。

Food Security (フード・セキュリティ)といいます。

 

ご存じのように日本はカロリーベースの食料自給率が4割くらいなので、国際情勢が悪化(戦争など)して輸入ができなくなったらたちまち食料不足に陥る、今のうちに手を打たなければ。

という意味での「食の安全」です。

 

2つめは、「食品安全」。

Food Safety (フード・セーフティ)といいます。

異物混入や、食中毒などが起きないように手を打つことです。

通常「食の安全」といえば、この Food Safety を指します。

 

かつての食品工場は、出荷される食品をチェックし、危険なものや不潔なものが見つかったら弾く、ということをしていました。

現在は、そもそも異物混入などがないように、生産プロセスじたいを改善する、という方法が一般的です。

HACCPという国際的な方式があり、この方式に準拠することで食品の安全確率が高まります。

同様に、ISO22000 という方式もあります。

 

3つめは、「犯罪防止」。

Food Defense (フード・ディフェンス)といいます。

Food Defense には2種類あり、

  • 1つは、食品偽装の防止
  • もう1つは、テロ防止(食品防御)

です。

 

2001年の同時多発テロ以降、アメリカで食品テロへの警戒が高まりました。

テロリストによって畑にサルモネラ菌が撒かれる、といった可能性が危惧されています。


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