デイリー・テーブル

 

Trader Joe's (トレーダー・ジョーズ)という大手グルメ・スーパーがアメリカにあり、その元社長 Doug Rauch 氏が、

「まだまだ食べられるのに捨てられてしまう食料品」

(賞味期限後の食品や、見た目が良くないために商品にならないと判断される生鮮食料品など)

を有効活用する食品店を米国内の貧困地区でチェーン展開しようと数年前から走り回っていましたが、法律の問題や

住民感情の問題もあり、なかなかオープンできていませんでした。

 

それが、2015年6月、ついにオープンしました。

 

 ▽ ▽ ▽

 

店名は「Daily Table」(デイリー・テーブル)。

マサチューセッツ州ボストンの近郊に1号店がオープンしました。

 

売られている食品の価格は

  • タマゴ1ダース: 99セント
  • バナナ1房(4本くらい): 29セント
  • お弁当サイズの惣菜セット: 1ドル49セント
  • 大きめのツナ缶: 55セント

日本円に換算すると、ざっくりこんな感じになります。

 

  • タマゴ1ダース 100円
  • バナナ1房 30円
  • 惣菜セット 150円
  • ツナ缶 55円

 ▽ ▽ ▽

 

このビジネス、食品ロスを減らし、フード・デザート(近隣に食品店がないため生活に困る状態。デザートは「砂漠」の意)を解消するという点で、一石二鳥といったビジネスのように見えます。

 

しかし

「あんたら金持ちは、おれたちに変な情けをかけて、いい気分になっているんじゃないのか」

「人を馬鹿にしないでほしい」

といった住民感情はまだくすぶっているらしく、前途洋々というわけではなさそうです。


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