差別化を考える。

 

マーケティングでは、よく

「差別化を考えなさい」

と言われますね。

差別化とは、

「ライバルたちと何が違うの?」

をはっきりさせることを言います。

 

では、料理教室を例にあげて、質問です。

あなたが開く料理教室は、ほかの料理教室とどこが違うのですか?

答を考えてみましょう。

 

料理教室以外の教室を開いている方は、「料理」をご自分の言葉(パン、アロマ、スイーツ、テーブルコーディネートなど)に置きかえて考えてください。

 

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実際に料理教室を開いている人に質問してみると、多くの人は、このような感じの答をします。

 

「わたしの料理教室では、手軽にさっさとできるレシピ、家に帰ってすぐにできるレシピを使っているところが特徴です」

「わたしの料理教室では、料理を通じておもてなしの心や和の心を伝えているところが特徴です」

「わたしの料理教室では、食器と料理のコラボレーションにとても気を遣っています」

「わたしの料理教室では、旬の食材をテーマにすることにこだわっているところが特徴です」

「わたしの料理教室では、食と健康についての情報を必ず出しているところが他の料理教室と違います」

 

だいたい皆、こういったパターンです。

 

要は、ほとんどの人が、似たような答しか出せていない

ということです。

 

自分では特徴を出しているつもりでも、じつはライバルと何も違わない、ということです。

  • 手軽にさっさとできるレシピ、お家に帰ってすぐにできるレシピ
  • おもてなしの心
  • 食器と料理のコラボレーション
  • 旬の食材をテーマにする
  • 健康情報を出す

といったことは、今では差別化にならないわけです。

だって、皆、やっているみたいなのですから。

みんなが同じ工夫をすれば、それは差別化ではありません。

 

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どうやらもう少し、頭をひねる必要がありそうですね。

とはいえ、なかなかすぐに思い浮かぶようなものでもなさそうですし…。

すぐに思い浮かぶようなことなら、きっと皆、思い浮かぶのでしょう。

 

どうやったら、本当の差別化ができるのでしょうか?

 

これは

「他の人よりも圧倒的に優れたアイデアを出す」

ことと同じですので、決して簡単に解決できる問題ではありません。

 

まずは頭を柔らかくし、いろんなアイデアが浮かぶように自分を訓練しましょう。

電車に乗っているときなどを使って、例えばこんなことを考えてみます。

  • もし自分がオバマ大統領夫人のために教室を開くとしたら、どんな教室にするだろうか?
  • 価格(受講料)を今の5倍にし、それでも生徒さんが来るにはどうしたらよいだろうか?
  • こんな場所で教室を開いたら絶対マスコミの注目を浴びるだろう。その「こんな場所」とはどこだろうか?

 

少々極端なことを、わざと考えてみるのです。

なにやら、与えられた「お題」に答える「大喜利」をやっているようなものですが、日常的にこれをやっていると、アイデアが浮かぶスピードが速くなります。

 

次に、できるだけ海外の情報を手に入れるようにしましょう。

海外にはどんな教室があり、どんな工夫がなされているかをよく調べるのです。

なぜ海外かというと、海外は

「日本にないものの宝庫」

「日本人が考えつかなかったアイデアの宝庫」

だからです。

 

(逆にいえば、外国から見ると、日本は

「自国にないものの宝庫」

「自分の国の人が考えつかなかったアイデアの宝庫」

になります)