テマケリア

 

「ザガット・サーベイ」

という、飲食店の格付をしているところがあります。

ミシュランのライバルです。

日本やヨーロッパではミシュランのほうがメジャーですが、アメリカではザガットのほうがかなり優勢です。

 

そのザガット・サーベイが、アメリカで流行りそうなファーストフードとして

「テマケリア」

を挙げていました。

 

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ニューヨークに

「ウマ・テマケリア」

という店ができてだいぶ人気のようですが、要するに、手巻き寿司のこと。

サブウェイでサンドイッチを注文するときみたいに、あんな感じで手巻き寿司を注文するようです。

 

サーモンなどの海産物に加え、

  • ダイコンが入っていたり
  • セロリやポテトが入っていたり
  • スライスしたリンゴが入っていたり
  • アボカドが入っていたり
  • タルタルソースがかかっていたり
  • ゴマが散っていたり

など、発想はずいぶん豊かです。

カリフォルニア・ロールの発想に近いですね。

酢飯に海苔、という基本は守られているようですが。

 

 

調べてみると、テマケリアのオリジン(起源)は日本ではありませんでした。

いや、厳密にいえば日本です。

テマケリアという言葉も、「手巻き」からきていることに間違いはありませんから。

 

ただ、直接のオリジンは日本ではなく、ブラジルです。

ブラジルの日系人社会で愛されてきた手巻き寿司が、

「テマケリア」

という名前で、ラテン世界に広がっていきました。

したがって、南米だけでなく欧州のスペインやポルトガルでも、手巻き寿司はテマケリアと呼ばれているようです。

 

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そのテマケリアがラテン世界を飛び出して、ニューヨークに進出したというわけです。

つまりニューヨークの人気店「ウマ・テマケリア」は、日本に影響されたものではなく、

ブラジル発

というものでした。

 

日本→ブラジル→ニューヨーク

という伝播のしかたをしたということですね。

 

この図のように。

 

歴史を感じます。