朝食は良い?悪い? 聞かれたらどう答える?

 

たいていの食育講座では、

「朝ごはんをしっかり食べよう」

という解説をしています。

つまり、朝食推進派が主流です。

一般常識としても、朝食は体に良いというのがお約束のようになっています。

 

しかし、世の中にはひねくれた大人もおり、

「このあいだ読んだ本には朝食は食べるなと書いてありました。どっちが正しいんですか」

というちょっと意地悪な質問が出ることがあります。

その本の著者が権威ある人や医師だったりして、しかも科学データがついていたりすると、反論しにくいですね。

 

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実際はどうかというと、

「専門家・権威者のあいだでも意見が分かれている」

ということのようです。

 

市販されている書籍をみると、意見の異なる書籍が発行されています。

たとえばアマゾンで

「朝食」

と入れて書籍を検索すると、朝食に関する本がたくさん出てくるわけですが、その中に

  • 朝食「賛成」派の本
  • 朝食「反対」派の本

もさまざまに見つかりますので、探してみてください。

 

ただし、専門家や権威者が出している本だけではなく、あまりそういう感じではない人の本も出てきます。

また、単純に朝食が良い悪いと論じている本もあれば、朝食そのものを否定しているのではなく、その中身を問題にしている、そういう本もあります。

最近は

「食べないことがかっこいい」

「糖質を制限しよう」

みたいな主張も流行っているので、

「断食」「糖質制限」

という切り口で、朝食抜きを提唱している本もあります。

 

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では、政府の公式見解はどうかというと、政府は国民に

「朝食を食べてほしい」

と考えています。

農水省がさかんに朝食を推奨していることはご存知のとおりです。

「めざましごはん」

 

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さて、そういう状況ですので、

「このあいだ読んだ本には朝食は食べるなと書いてありました。どっちが正しいんですか」

という質問に対しては

  1. 専門家のあいだでも意見が分かれているので、正直なところ、どっちが正しいかは分からない。
  2. しかし、政府は国民に「朝食を食べてほしい」と考えている。
  3. 私個人は、朝食を毎日食べることにしている(またはその反対)。

という回答が現段階では誠実かつ適切なのではないかと思います。

 

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ただし、朝食のなかでも

「子どもの学力」

という切り口でいうならば、

「学力向上に朝食は重要だ」

というエビデンス(データ)が徐々にそろってきています。

たとえば、文部科学省では、朝食を食べた子どもと食べない子どもとで学力に差があるかどうかの調査を行っており、その結果が食育白書に記載されています。

これによると、毎日朝食を食べる子どもほど、学力調査の平均正答率が高い傾向にあるということのようです。

 

また、最近になってイギリスでも、朝食を食べない人に比べて、朝食を食べた生徒のほうが成績が良い、という研究結果が発表されています。

 

したがって、すくなくとも子どもに関していえば、朝食は食べるべきだ、と結論づけてもよさそうです。

 

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