サラリーマンのための食育(2)

 

サラリーマンの食育を進めるには、サラリーマン本人ではなく会社を説得し、会社として食育企画を導入してもらうのが結果的には近道です。

そのほうが動く金額も大きくなるので、ビジネスにもなります。

 

では、どうやって会社を説得するのか。

キーワードは

「健康経営」

です。

「健康投資」

とも言います。

 

 ▽ ▽ ▽

 

日本国民の高齢化が進めば、サラリーマンの平均年齢も上がります。

そうなると、たいがいのサラリーマンが、血圧が高いだの血糖値が高いだの何だかんだと体調不良で、その影響でやる気が出なかったり集中力が続かなかったりして、その結果、仕事の生産性が下がります。

仕事をこなすスピードだって落ちるでしょう。

アイデアが浮かばなくなったり踏ん張りがきかなくなったりもあるでしょう。

 

このような

「体調がどこかスッキリせずなんとなく戦力不足の状態」

のことを、

「プレゼンティーイズム」

と呼びます。

 

プレゼンティーイズムの社員が多ければ、会社の業績だってなかなか上がらないでしょう。

プレゼンティーイズムは会社の業績改善の足を引っ張る要素です。

 

「業績アップのためにも会社全体で社員の健康づくりをやろう」

「プレゼンティーイズムをなくすための対策に会社として予算をとろう」

「業績アップが期待できるなら、少しくらいお金がかかってもいいじゃないか」

「そのお金は、良い会社になるための投資だと考えよう」

という発想が生まれたのですが、これが

「健康経営」「健康投資」

の考え方です。

 

この話を

  • 会社の社長
  • 会社の人事部長

などに話すのです。

「健康経営、健康投資の一環として食育企画を導入しませんか?」

というプレゼンをするわけです。

 

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しかし、この話をすると、

  • 会社の社長
  • 会社の人事部長

からは、おそらく以下のような反論や疑問が出てくるでしょう。

 

「健康管理はあくまで個人の問題。社員それぞれが自分でするべきで、会社がそこまでやるのはおかしい」

「社員の健康づくりに取り組んだら本当に業績はあがるのか? 証拠をみせてほしい」

 

そう突っ込まれてタジタジになっているようでは、社員むけの食育企画を企業に導入してもらうことはできません。

そんな突っ込みは想定できることです。

あらかじめちゃんと対策を用意しておきましょう。

対策については、次回、説明します。


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