フリーフロム食品

 

「フリーフロム食品」(free from food)

という言葉がどうやら欧米では業界の一般用語になっているらしいので、レポートしてみます。

 

フリー(free)という言葉には「自由」という意味のほかに

「○○が無い(含まれていない)」

という使われ方もあります。

 

食育に関心の高い人であれば

「グルテンフリー」

という言いかたをご存知でしょう。

 

グルテンとは、小麦などに含まれるタンパク質の一種。

 

「グルテンフリー」とは、

「グルテンが含まれていない」

という意味になります。

 

 

 ▽

 

もともとグルテンアレルギーに対応するため、

「グルテンフリー」

が出てきたのですが、アメリカなどではグルテンフリーの食品を選ぶことでダイエットなどに効果があるとされ、グルテンフリー食品は10年ほど前から一般的になってきています。

 

さて、この「フリー」という言葉は今ではグルテン以外にも使われるようになっています。

 

また、「グルテンフリー」のような

「○○フリー」

という表現のほかに、

 

「フリーフロム○○」

という表現方法もあります。

 

「フリーフロム(free from)○○」

つまり

「○○から自由だ」

 

これが転じて

 

「○○が含まれていない」

 

という意味になります。

 

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例を上げると、

 

「砂糖を使用していない」

 →砂糖フリー (sugar free)

 または

 →フリーフロム砂糖 (free from sugar)

 

「食品添加物を使用していない」

 →食品添加物フリー (additive free)

 または

 →フリーフロム食品添加物 (free from additive)

 

「乳糖などが含まれていない」

 →乳糖フリー

 (lactose free)

 または

 フリーフロム乳糖

 (free from lactose)

 

「遺伝子組換が含まれていない」

 →GMOフリー

 または

 →フリーフロムGMO

 

といった表現方法になります。

 

(GMO=遺伝子組換作物)

 

 ▽ ▽ ▽

 

こうした

「○○が含まれていない」

ことをウリにした食品のことを

「フリーフロム食品」(free from food)

と呼びます。

 

英語の文法としては、free from food というと、厳密には

「食品が含まれていない」

という変な意味になりますが、

 

業界では

「生活者が好まない成分を含まない食品、または除いた食品」

という意味に使っています。

 

先月のことですが、ロンドンで

「フリーフロム食品フェスタ」

が開かれました。

 

今月に入り、アムステルダムで

「フリーフロム食品展」

が開かれました。

 

ビーガン企業、コーシャフード企業

なども集まったようです。

 

(この食品展、来年は6月にバルセロナで開催されるようです)

 

イギリスには

「フリーフロム食品アワード」

という賞も設置されています。