価格はクリエイティブに決める

とある食の講座を作ったときの話をします。

受講料を決めようということで、メンバーが集まって会議をしました。

その場にいたのは、女性1人と男性3人。

 

男性3人は、受講料を5万円くらいに設定しようという意見でしたが、女性のメンバーが

「そんな価格はありえない」

強く反対しました。

 

「5万円だと誰も受けない。10万円以上に値上げすべきです

というのが、その女性の意見でした。

 

10万円以上、という数字に当初、男性3人は驚き、

「それは高すぎて無理だろう」

と女性を説得しようとしたのですが、女性は頑として意見を変えません。

 

その資格講座は女性をターゲットに考えていたので、

「女性がそういうからには、そうなのかもしれない」

と、男性側が折れ、最終的に受講料を12万円に決めました。

 

実際にどうなるかはふたを開けてみないと分かりません。

10万円で受講料を打ち出すには勇気が要りました。

 

しかし、結局はこれが、講座の命運を決めました。

その後、その資格講座は順調に受講生が増えました。

 

あるとき、受講生にこんなことを聞いてみました。

「もし、受講料が5万円だったら、受けましたか?」

すると、驚きの答えがかえってきました。

「5万円だったら、受けなかったかもしれません」

理由は、価格の安い講座は中身もそれなりに薄いだろうからというものでした。

 

ところが、ターゲットでない人たとえばサラリーマン男性にこの話をすると、

「そんな講座に10万円も、いったいだれが払うんですか?」

と必ず言われます。

「受講者がもう数千人もいる」

といったら、サラリーマン男性はたいがい、目を丸くします。

理解できないようです。

 

 ▽ ▽ ▽

 

この話は、

「受講料設定は女性がすべきだ」

と言っているわけではありません。

 

ターゲットのことをよく想像し、そのうえで大胆に受講料を決める。

これをお勧めしています。

つまり、想像力が必要です。

自分の理解できる範囲内で価格設定をしようとすると、間違えかねません。

 

価格という「数字」を決める、たったそれだけのことですが、いつもの思考の枠にとらわれずクリエイティブに考えることが重要だということです。


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