
食事中にあることに注意することで、記憶力を上げることができます。
それは「噛む」こと。
簡単ですね。
でもわたしたちは、ふだん、あまり噛まずに食べています。
そこが問題。
よく噛むことで、脳は刺激されます。
脳の中で
「海馬」
と呼ばれる領域は、記憶を司っています。
その海馬は、ふつう年齢とともに萎縮します。
その結果、物忘れしやすくなります。
しかし、ある方法でそんな海馬を、鍛えることができます。
鍛えると、海馬は復活するのです。
その方法が、
「食べものをよく噛む」
ということ。
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まず、あまり噛まないとどうなるでしょうか。
噛まないと、海馬の萎縮が進みます。
(神経細胞が死にます)
噛みあわせを悪くしたマウスの海馬を調べたところ、神経細胞のなんと3割がたった1週間で消えた。
記憶力も低下。
そんな実験結果が報告されています。
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次に、よく噛むとどうなるでしょうか。
先ほどのマウスですが、歯を治療して噛みあわせを治したら、
神経細胞の数が増え記憶力が回復したそうです。
人間の場合でも、ガムを噛んでもらったあと脳の様子を観察すると、脳内の血流が増え、海馬を含めた脳内各所の神経活動が活性化するのが分かります。
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昔の人々、とくに古代の人々は、玄米や木の実など、硬いものを食べていました。
よく噛んでいたのです。
しかし、現代に生きるわたしたちは、柔らかいものばかり口にするようになり、ものを噛まなくなってきています。
「噛む」ことで記憶力がアップ。
忘れないようにしましょう。
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