食育活動の歴史

日本の食育活動は、大きく3つの期間に分類することができます。

 

<黎明期:2005年以前>

「食育」という言葉じたいは明治のころにすでに存在していましたが、一般的な言葉ではありませんでした。

現在では「食育に該当する」と思われる活動でも、2005年以前は「栄養教育」「しつけ」「食文化活動」といった、異なる言葉で語られていました。

 

<第1期:2006年〜2009年>

2006年に食育基本法が施行されたことが1つのきっかけとなり、「食育」という言葉が広がりはじめます。

この時期の食育活動は

「食育とは、そもそも何なのか」

を伝えることを目的としたものでした。

「食育講座」と呼ばれる講座があちこちで開催されましたし、食育の民間資格を提供する協会のような団体も数多く誕生しています。

 

<第2期:2010年〜2017年>

「食育」という言葉が一般に普及するにつれ、「食育とは、そもそも何なのか」を伝える活動は下火になります。

その代わり、食育活動の内容が多様化していきました。

「スポーツのための食育」「幼稚園児のための食育」「シニアのための食育」など、さまざまな食育活動がこの時期に誕生しています。

この時期の食育活動には、

  • 自治体や政府などによる助成のあるもの
  • 企業がCSRやイメージ向上のために資金などを提供するもの

が多くみられます。

つまり、たとえ活動自体は赤字でも、公的資金や企業の支援で活動を継続することができた時期です。

 

<第3期:2018年〜現在まで>

さまざまな食育活動が誕生するという傾向は、今でも続いています。

しかし、第2期でみられたような自治体や企業からの助成は減り、活動自体の経済性が問われるようになりました。

すなわち、経済的に成り立ちにくいもの(事業化しにくいもの、赤字になるもの)は淘汰され、事業として継続できるもの(黒字になるもの)が残るようになっています。


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