現代食育の基礎知識


「旧来型の食育」と「現代食育」

食育基本法ができてから近年までの食育は

「食育とは何か」

を伝えるところから始まっていました。

これが「旧来型の食育」です。

 

しかし、そうした「食育の黎明期」は過ぎました。

いまは

「『食育とは何か』については、ほぼすべての人が知っている」

そういう時代になっています。

また、「地産地消」「オーガニック」といった、かつては新鮮だったキーワードも、今ではほとんどの人が知っています。

 

これからの食育には、

  • 「食育とは何か」の説明は要りません。
  • 「地産地消」「オーガニック」などを説明する必要もありません。

そういう言葉を使っても、もはや人は感動しません。

新しい要素、新しいキーワードが求められています。

 

こうした時代に対応するのが「現代食育」のありかたです。

食育総研ではこれを

「食育イノベーション」

と呼んでいます。

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